校友会会長就任のあいさつ

野 英二 (酪農学科11期生)

会員の皆様におかれましてはご健勝のこととご推察申し上げます。また、日頃から酪農学園大学同窓会(校友会)に対し、ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

この度、2021年度理事・代議員会の校友会議案書面議決が実施されました。すべての議案は承認され、役員改選の結果、新校友会会長に選任されました野英二でございます。私は、1974年酪農学科卒業(11期生)、1976年本学に奉職し、2017年に定年退職しました。現在は本学の基盤教育である「健土健民入門実習」、「建学原論」担当の非常勤講師として微力ながら本学の教育に携わっております(本年度末で満了)。

会長職としては些か高齢の感がありますが、関係者の皆様のご協力の下、役職を遂行していきますので、小山久一前会長同様よろしくお願いいたします。

校友会の目的は、会員の親睦交流、建学の精神の啓発、酪農学園大学の発展に協力することであります。また、在学生は準会員としてその支援を行っております。

コロナ禍においては、同窓会の円滑な活動や在学生の就学における不都合さが懸念されます。特に在学生に対する有効な支援方法を検討していきたいと思います。また、本年度の入学生数は定員数を割り込み、同窓会としても憂う状況です。志願者の確保に対して同窓会として如何に協力できるかが最も重要な課題であると思われます。今後とも同窓会運営・活動に対し、皆様からの一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

コロナ禍の状況下、ご健康にご留意の上、安心・安全に過ごされることをお祈りいたします。

校友会について

1989年(平成元年)11月4日に開催された大学学部同窓会理事会において、前石田貞夫会長は、酪農学園大学学部同窓会を改組(校友会への名称変更含む)に踏み切った理由について以下のとおり述べている。

 「昭和35年、酪農大学が単一の酪農学科をもって開学され、翌36年に農業経済学科、昭和40年に獣医学科、昭和63年に食品科学科の開設を見るに至り、会員総数も11,000余名に至りました。3年後の平成4年には更に新設の食品科学科の卒業生約100名が新会員となります。一方、わが国人口の年齢構成から鑑み将来ますます高齢化が進みその結果生産性と購買力の低下が考えられ大きな社会問題となると考えられます。また、近い将来には18歳の進学適齢人口の激減期を迎える訳であるが、特に教育事業を展開している多くの私立学校への影響は深刻なものがあります。これ等の理由から今回、機能する同窓会を目指し母校の栄栄発展を願い、同窓生の総力を結集すべく改組に踏み切った訳であります。」

改組の骨子要約として

  • 1.開学30周年を迎えるに際し、組織の強化
  • 2.会員が11,000余名に達したので組織としての機能を強化
  • 3.新会員を迎える為に組織を整理再編
  • 4.母校の発展と建学の精神の具現化に向けての協力
を挙げている。

同日開催された理事・代議員総会において、第1号議案において同窓会名称変更、同窓会会則の変更、各種委員会会則が審議決定された。

1960年に発足した、従来の「大学学部同窓会」は「大学同窓会校友会」という名称で正式に発足し、現在に至っている。